ありのまんまのパンを美味しく食べられる「リベイク方法」とは

ありのまんまのパンの美味しい食べ方

本格的にオンラインショップを始めてから初めての夏が訪れ、オンラインショップでお送りしているありのまんまのパンたちも、暑い時期はクール便で発送することで、パンが傷んでしまうのを防いでいます。

ただ、クール便で発送させていただく上で、お客様の手元にパンが届いた時に
どういう風にリベイクして召し上がっていただくのが美味しいのか、ずっと気になっていました。

クール便といっても、「冷蔵」と「冷凍」が選べます。

冷蔵の温度帯だとパンに含まれるデンプンが劣化しやすいということもあったり…

冷凍だとカットして食べるのに大変なのではと考えたり…

どうすれば、お客様が美味しくリベイクして召し上がっていただけるのか…

そこでクール便で発送することを想定して、様々なパターンでの検証を繰り返して、わたしたちが美味しいと思えるリベイク方法を探ってみました。

悩むより、実践あるのみ。

ありのまんまのパンの美味しい「リベイク」【検証編】

当店ではバゲット生地、ブール生地、食パン生地の3つの生地のパンを製造しています。

生地毎にレシピは変わり、製法や生地に含まれる材料、水分量なども変わりますので、生地毎に検証することになりました。

そして、発送する時と同じ状況にするために

  • 発送前と同じ、粗熱が取れたパンを予冷する。
  • 検証用のパンを、冷蔵・冷凍とそれぞれ保管して一晩置いておく。
  • 加熱方法は、冷蔵のままトースト、冷蔵から常温解凍してトースト、冷凍を冷蔵解凍してからトーストなど、1つの生地に対して5パターンを用意。
  • トーストの加熱設定は統一して実施する。
  • 採点方法は、大きく【食感】・【香り】・【味覚】に分類して採点。
  • さらに【食感】なら弾力・モチモチ感、歯切れの良さ、口溶けの良さ等
  • 【香り】の場合、小麦の香り、酵母の香り等
  • 【味覚】の場合、旨味、甘味等に細かくわけて採点。
  • 先入観をなくすため、ブラインドテストで実施。
  • 10分ほど時間を置いた後、再度試食して項目内容がどう変化するのか採点。

全部で15パターン、9品目の採点項目で実施しました!
10分後の時間差まで含めると30パターン!?

「こんなに違うのか…」
「えー⁉ 食感が全然違う。」

「どれがいいか、わからなくなってきた…」

厨房からは様々な声が飛び交って
かなり大変で、迷ったり、悩んだりと
途中わからなくなる場面もありましたが、明らかに違いがあるものもありました。

わたしたちが検証した結果では
冷凍保管したパンの方が、全体的に高採点という結果になりました。

上記の結果、次のレシピ編ではクール便(冷凍)で送られてきた場合を想定したレシピになります。

▲ ありのまんまのパン・生地については上記をご覧ください。

パンの検証

ありのまんまのパンの美味しい「リベイク」【レシピ編】

生地ごとにシンプルなパンで検証してみましたので、ご参考になれば幸いです。

** レシピに関する注意事項 **
※クール便(冷凍)で送られてきたパンで、冷凍庫で保管していた場合を想定しています。
※使用するトースターのワット数、熱のあたり方によって加熱時間が変わる場合があります。
※続けて2回目以降の加熱は、1回目の熱が残っているので余熱時間も少なくて済む場合があります。
※もし中まで火が通っていない場合は余熱・加熱時間を延ばしてください。

こだわりの食パン

ありのまんまのこだわりの食パン。
冷凍のままトーストしていただくと、特長であるモチモチ感を楽しめます。

  1. トースターをしっかりと余熱する。
  2. 余熱時間中に、食パンに付いた霜は取り除いておく。
  3. 出来るだけ熱を逃がさないようにして、冷凍のままの食パンをトースターに入れる。
  4. トースターで、食パンを3分~4分ほど加熱する。
  5. 出来上がり。
bakery+ arinomamma

サクサク感を楽しみたい場合は、
冷凍のパンを一度冷蔵庫で冷蔵解凍してから上記の手順で温め直してください。食パンがサクサクになります。お好みでお選びください。

クール便対応期間(6月頃から9月頃の暑い時期)は、4枚切りにして発送しております。
スライスせずに、ブロックのまま発送希望の場合は備考欄に記載ください。

麻炭ブール

味のシンプルさを追求した、ありのまんまの麻炭ブール。

  1. 30分ほど常温解凍する。
    冷蔵解凍して頂いてもOK
  2. トースターをしっかりと余熱する。
  3. 出来るだけ熱を逃がさないようにして、麻炭ブールをトースターに入れる。
  4. トースターで、麻炭ブールを3分~4分ほど加熱する。
  5. 出来上がり。

バゲット

粉の旨味とライ麦酵母で引き立った香りのシンプルなありのまんまのバゲット。
出来るだけ冷凍に近い冷えた状態のまま、霧吹きしてトーストして頂くと食感がもどります。

  1. バゲットに付いた霜は取り除き、バゲットを少し常温に置いておく。
  2. トースターをしっかりと余熱する。
  3. パン切り包丁でカットできるぐらいまで解凍出来たら、バゲットをカットする。
  4. 出来るだけ熱を逃がさないようにして3のバゲットをトースターに入れる。
  5. トースターで、3分~4分ほど加熱する。
  6. 出来上がり。
bakery+ arinomamma

美味しいは自由。

霧吹きや、パンに含まれる水分を上手に生かすことで、モチモチ感やサクサク感などを楽しんで頂けることが今回の検証でわかりました。

それぞれに、いろんな生き方、いろんなライフスタイルがあるように
感じ方も人それぞれです。
食べ方も自由でいいと思います。

今回の美味しい食べ方はあくまで1つの参考にして頂いて
お客様のお好みで色々と試して、自分なりの美味しい食べ方を見つけて頂けたら幸いです。

また皆様の美味しい食べ方も是非教えてください。

ありのまんまのパンたちは
▼ 下記オンラインショップからご購入いただけます。