【ご報告】ひとり親家庭のお子さんや親御さんにラスクを贈る。~arinomammaの支え愛プロジェクト~
ご報告
この度は沢山のご支援を賜りありがとうございました。
皆様からご支援いただいた当店の発酵バターラスクを
せいじゅんたすけあい子ども食堂様へ、9月12日に無事、お届けすることができました。
せいじゅん たすけあい 子ども食堂さんは
「共食と食育、様々な学びを通じて子どもの生きる力を育む」という
基本コンセプトのもと
子ども食堂、子ども服お下がり交換会、学習支援等多岐にわたる支援を行われています。
この日は「こども食堂」の日で、近くの公民館での実施でした。
本来は、午前中は学習支援、お昼はみんなで食べて
午後はふれあいタイムというタイムスケジュールでしたが
県内のPCR検査陽性者数が減らないことから時間を短縮して12時までの開催でした。
配布するお弁当は公民館の調理室でボランティアの方が手作り、材料もフードバンク等から寄付で賄われていました。
今回寄付させていただいたラスクはお弁当と共に配布していただきました。
シングルマザーのご家庭へは2週間に1度、食糧配布を実施されているとのこと。
コロナ禍の影響で、
収入が減り困っているご家庭が増えているとのお話も改めお伺いしました。
母親が働いていると
子どもたちは「こしょく」
(孤食:一人で食べる。
固食:決まったものを食べる。
濃食:濃い味のものを食べる。
小食:食が細くなる。
粉食:粉ものの料理が多くなる。)になりがちだそうです。
ラスクも粉食かもしれませんが…親子でほっと一息。
「おいしいね」と微笑み合えるそんな瞬間がお届けできたらと願って。
そして、支援の食材の種類が増えることで
様々な人から暖かい目が向けられていること
「一人じゃないよ」そんなメッセージがお届けできていたらと願います。
この度は、当店の想いにご賛同いただき
そしてご協力いただき本当にありがとうございました。
せいじゅん たすけあい 子ども食堂様は
核となる理事メンバーの皆様が
それぞれに人望・情報・豊かな経験をお持ちの上で、熱い想いと行動力をお持ちでした。
それゆえ行政機関や学校・社会福祉上議会等と連携・協力し力強く進められているのが印象的でした。
同時にボランティアの方もたくさんおられ、それを束ねる組織力もまた素晴らしいなと感銘を受けました。(ボランティアに参加する学生さんの数の多さにも時代の変化を感じました。私が疎かっただけかな・・・)
https://www.seijyun.com/
地域の「こども食堂」
併せて、今回このようなプロジェクトを進めるにあたり、少しばかり「こども食堂」についてアンテナを張ってみて、感じたことを少しばかり書き記しておきたいと思います。
9月12日に先駆け、生駒の「たわわ食堂」さんに伺いました。
こちらは「☆食で心とお腹をみたしちゃえ☆お腹空いてちゃ笑えない」を大切に
どんな方にとっても「居場所づくり」をされています。
生駒駅から徒歩4分程のところにある「まほうのだがしやチロル堂」さんで毎週水曜日に開催されています。
行ってみると大賑わい。
入り口には懐かしい駄菓子屋さん、奥のカウンターでは食事をとることができました。
水曜日以外は、食事をとることができ、そこの売り上げの一部が水曜日開催のたわわ食堂さんで提供される子どもたちへ飲食代に回るという仕組みだそうです。
詳しくは「たわわ食堂」、「チロル堂」で調べてみて下さい。SNSで発信されていたり、紹介されている記事があがってきます^^)
なんせ熱気がすごい。
人との繋がりを求めて、雅代さんの人柄に惹かれて人が集まってきているんだという印象でした。
そんな大人気の雅代さんでしたが、グッドネイバーズのなっちゃんにご縁を繋いでいただいたお蔭で、直接お話することができました。
「いただいた物があれば、みんなでシェアして食べたらもっと美味しくなるよね」とお話されていたのですが、実際私が少しお持ちしたパンやラスクは、その場にいたスタッフさんや来場者の方にすぐに振舞われていて…「美味しいね」とみんなで共有することがこんなに豊かで、笑顔を生むんだなと改めて見せつけられました。
また、「フラダンスを習いにったら1万円ぐらいかかるやろ。上達しないフラダンスを習いに行っているつもりで月1万円ぐらいは(たわわ食堂に)投資している。でも、それ以上の価値はたわわ食堂を運営していく上で得ている。」そんな風にさらっと言ってのけるお人柄。人が集まってくるのも納得でした。
ボランティアのシニアの方も、もう長年のお付き合いだそうで、それぞれが主体的にハツラツと動かれているのが印象的でした。
たわわ【地域・居場所】食堂https://www.facebook.com/tawawa.ibasyo.syokudou/
まほうのだがしやチロル堂 Facebookページ
当店の地元では、「伏見こども食堂」があります。
もともとはカレーを作ってみんなで食べよう!というところからのスタートでしたが
コロナ禍でそのような活動は現在行わず食糧配布や「はたけクラブ」として畑活動を行われています。
こちらは「地域交流の場 ふしみい」というお母さんたち主体の地域団体で
地域コミュニティー作りをしていきたいとの思いで動いてくださっています。
https://www.facebook.com/fushimi.kodomo.shokudo/
地域交流の場 ふしみいhttps://www.facebook.com/saidaiji.kodomo/
他にも、県内・全国それぞれの想いで活動されてる「こども食堂」
支援の形は違えど、近くに住む人達同志、繋がり合って、支え合って、笑い合って生きていきたいね。
そんな姿なんだと感じました。
人は一人では生きていけない。
誰にでも必ず死は訪れる。
だとしたら、どう生きたいですか?
そんな問いの答えを体現しているのが「こども食堂」。
当店としても、私としても少しずつ体現できるように。
皆様の「愛」に感謝して。
皆様の「生き様」に敬意を表して。
bakery+ arinomamma
店守 妹尾 秀美