僕が20代前半の頃
パン屋巡りをしててブリオッシュに抱いていたイメージは旨味やコクはあるけど、パサついたパンぐらいにしか思ってませんでした。

多分、いいお店に当たったことが無かったのか、先入観からパンを選んでたのか。

そんなブリオッシュのイメージを変えたのはラトリエドゥプレジールさん。

イタリアの発酵菓子「ベネチアーナ」を頂きました。
なめらかな口溶けにもう衝撃を受け感動。

リッチな配合のパンってこんなに美味しいのかと心を打たれました。
僕はまだまだですがプレジールさんの影響を受けてブリオッシュを作ってきました。

一般的なブリオッシュとは バターを粉に対して50%、卵もたくさん入るリッチな配合で作られた生地を僕はブリオッシュと認識しています。
リッチな配合にする事で舌触りのなめらかでコクがあるパンになるんです。
ただミキシングの捏ねて取り出す温度が高かったり、発酵させる時に生地温が高いとパサつきが出たり、ボソボソのパンになってしまいます。
うちのブリオッシュはレーズンの酵母で発酵させ、低温で長時間発酵させ旨味を出してます。

毎年この時期にブリオッシュをやってますが毎回上手く作れるかドキドキ。
水分が多いので バターがちゃんと分離せずに生地に入るか繋がりの良い生地になるか 生地の温度が上がらないように注意して。

今年も美味しいブリオッシュを出せるよう楽しみます！！

ブリオッシュの中に入れる具は オーガニック赤ワイン（酸化防止剤無添加）に漬けた有機トンプソンレーズン、有機カレンズです。

このトンプソンレーズンはとにかく甘くてコクがある。
僕が初めて食べた時、美味しすぎて感動しました。まるでグミみたい。
カレンズレーズンも小ぶりですが甘くてとてもおいしいです！
それをオーガニック赤ワイン（酸化防止剤不使用）に漬け込んだものを生地に練り込みます。
焼き上がりに自家製の粉糖をかけて出来上がりです！

イチオシのレーズン酵母ブリオッシュお楽しみ下さい。